PS「レジェンド オブ ドラグーン」

ちょっと「レジェンド オブ ドラグーン(以下 LoD)」を思い出しちゃったら、なんかもう愛が止まらない!
攻略本見てニヤニヤするだけじゃ物足りないよ〜(涙)

ってな訳で、ちょいと LoD の思い出語りなんぞ。

このジャケット、ご覧になったことはありませんか?
1999年12月2日に発売された、PS 比較的後期のゲームです。
SCEI がやたら力入れてたような気がします。
でも売り上げ的にはコケました。(それでも VG Chartz で見ると 36.6万本以上は出たようですが) 発売後の結構早い段階から中古で安く入手出来たような…… いや私は発売して直に新品を購入しましたが。
今にして思えば、PS2 の発売を三ヶ月後に控えて美麗ムービーが売りのゲーム出したって、そりゃコケるよね…… PS でどんなに頑張ったって、PS2 のが凄いもん。完全にマーケティング戦略の失敗です(>_<)
ムービーは確かに美麗だったし背景も綺麗だったけど、ポリゴンは酷かったのも痛い。

そんなこんなで、世間的には残念なソフトでした。


一方。
1999年11月当時の私は殆どゲームをやったことがありませんでした。
同居人が婿入り道具(そんな言葉はない)として Playstation を持って来ていましたが、私は特に興味を示しませんでした。たまに音ゲーやったり、同居人が電車でGO!やってるの見てるくらいで。
その月、何か気になるゲームがあったらしい同居人が、ゲーム雑誌を買ってきました。その付録に入っていたとあるパズルゲーが大変気に入った私は、それからしばらくの間、体験版の 1ステージを延々繰り返していました。
しかし、そんなことを数日も続けていたらさすがに飽きます。
折角だから、この体験版ROM に入っている他のゲームもやってみるか。と思いました。
そしてそこにあったのが LoD だったのです。

RPG ってジャンルはなんか知らんけど同居人が好きなヤツだよね〜 FFとか DQ とかいうヤツ? なんて思いながら、LoD 体験版着手。
二時間半後、体験版を終えた時にはすっかり嵌まってました!
製品版発売を楽しみに、そして実際購入プレイして、益々嵌まりました!!
プレイ後は布教活動に励みました。実際プレイした人からは文句を言われクソゲー好きのレッテルを貼られても、ひたすら布教に励み続けたものです。←迷惑な……

その後、RPG 面白いよね、としばらく半年に一本購入のペースが続きました。(次の RPG を買うまでは、前のヤツを延々繰り返しプレイ。LoD も六周くらいはしたと思う)
櫻井ゲー購入が常態になるまではそんな感じで、十何本かは RPG をクリアして来ましたが、今でも好きな RPG の二番手です、LoD は。(一番は FF10)

このゲームが不評を買った(難易度高いとか戦闘かったるいとか戦闘クソ長ぇとか雑魚強すぎとかとか)大きな要因に戦闘時の「アディショナルシステム」というものがあります。
これは通常攻撃時に、中心に小さな四角を持った大きな四角が表示され、この大きな四角が収束し小さな四角に重なる瞬間に○ボタン(敵が反撃して来た時には×ボタンだったかな?)を押すと、連続攻撃が可能となり大ダメージを与えられる、というものです。
アディショナル技は各キャラ複数あり、最初は二回攻撃くらいの簡単なものですが、最終的に入手出来る技は八回攻撃(つまりボタンを七回押す)が可能となり、成功すれば大ダメージを与えられます。
で、これが難しい。と言うか成功判定のタイミングがシビアで慣れるまでが辛い。慣れちゃえばちゃんと見てなくてもテンポだけで行けるんですけどね。
一般的には慣れる前に投げ出すのではないかと。成功させられなければ敵の HP をあまり削れなくて戦闘に時間がかかるし、雑魚的から受けるダメージは結構大きいし(喰らう前に倒せば問題ないんだけど、アディショナル失敗してたらとてもそれは無理)、苦労して漸く戦闘に勝利しても、貰える経験値もお金も雀の涙だし。
つーか RPG なんだからそんな面倒なことさせずにコマンド選択だけで戦闘させろよ! みたいに思う方が多くても不思議はないでしょう。

──なんて書いてる時点でお判りいただけると思いますが、私はこのアディショナルが大好きなのです(>_<)
そりゃもうハマりました。ハマりにハマって延々やり続けました。クリアすればまた最初から始めては一からアディショナル覚え直して悦に入ってました(>_<)
失敗して全滅しかけても、楽しいからオッケー!

つまり、このアディショナルを好きになれるかどうかで、LoD に下す評価は百八十度変わると言っても過言ではないと思われます。
ま、いくらアディショナルを好きになっても、戦闘時の魔法演出がカットできない(長いんだこれがまた)、そもそもエンカウントしてから戦闘画面に切り替わるまでがまた長い、等の不満は解消されませんので、百八十度は過言かもしれませんが(笑)。百六十度くらいなら妥当かな?

ボスもまた強くて倒すまで平気で一時間くらいかかったりしますが(笑)。こちらは経験値が結構入るから許せる(>_<)
あと、ボスはそれぞれ特徴が結構はっきりしているので、予め戦略を練っておけば簡単に倒せたりします。なので初見で全滅しても、特にレベル上げせずに二度目の挑戦で楽勝、なんてカタルシスも得られたり。私は当時 RPG 慣れしてませんでしたから、敵の特徴をパッと判別してすぐに戦略を練る、なんて所業はとても出来ず──それ以前に戦略で戦局が大きく左右されるなんてことすら気づかず、どうしても倒せないボスが出て来て数回 GameOver しては泣く泣くレベル上げしたりもしましたが(笑)。(どっちかと言うと、キャラのレベル上げよりアディショナル技のレベル上げが重要)

そもそもタイトルの「ドラグーン」って何ぞやって話ですが。
変身ヒーローのごとく、主人公達が変身するんですよ。「ドラグーンスピリット」ってものに選ばれてドラゴンを支配する力を持った騎士「ドラグーン」へと。
この辺本気で説明しようとすると、世界観から始めないといけないので詳細は省きますが。
個人的にはドラグーンに変身してドラグーン魔法やドラグーンアディショナル(通常のアディショナルよりかなり簡単)で戦うより、通常のアディショナル技でガシガシ削るほうが好きですが。
でもドラグーンで戦うのもそれはそれで楽しいです。個性豊かなドラグーン魔法とかね。

ストーリーは王道過ぎますが、よく練られているとは思います。
ま、ストーリーはただの添え物なのでどうでもいいし!(←偏った主張)

とにかくアディショナルが楽しくて楽しくてしょうがないですが、それを操るキャラクターも楽しいのです。
血の色みどりな闇の女とか。
男の友情に篤いマザコンとか。
いろんな意味でズレた──ズレすぎた王様とか。
家出した娘を二十年探し続ける古稀迎えた武道家とか。(家出当時娘は幾つだ?)
いろんな意味で RPGヒロイン(の一人)の常識を覆す三十路の王女様とか。
ニギヤカ担当ロリの筈なとんでもないファッションの美少女?とか。
……主人公とその彼女は影薄すぎ。いやストーリー的にはキーマン(特に彼女のほう)な筈なんだけど。

それぞれ戦う上での長所短所がハッキリしてるところもいいんですよね。
HP と火力はないけど素早さ高くて手数が多いから役立つ場面も多い、とか。
攻撃力とアディショナルの威力高いから主戦力──にしたいんだけど、素早さ低くてどうしたもんだか、とか。
ドラグーン魔法まで考えると更に、回復役とか防御役とかのバランス取りたいし、主戦力は誰にしようか悩む訳ですよ。
ま、誰を選ぼうと、愛と装備でなんとでもなりますが(笑)
(全員を限界まで鍛えた経験から言うと、コンゴール─というキャラがいる─だけは愛があってもどうもならん…… でも使ってあげたい(>_<))

個人的には女の子パーティで臨みたいところでしたが、主人公を前線から降ろせなくて残念でした。

いや別に主人公が嫌いな訳じゃないんだけど。主人公らしく平均的な能力値で使いやすいんだけど……逆に特徴なくてつまらんとも言える訳で(苦笑)
でも最後のアディショナル技の名前が面白かったし! アディショナル成功するとキャラが技名を叫ぶけど、その言い方も面白かったし!
印象深いキャラではありました(>_<)

ってゆーか、本来主にキャラを語りたかったんだけど……長くなったのでこれ以上は諦めます(苦笑)
その内いきなり語り出すと思います。

ともかく。
やって損はない──とは言い切れませんが、たぶん中古ショップへ行けばワンコインでもお釣りが来るだろう値段で買えると思いますので、是非一度お試しいただきたいです。
ハマる人にとってはものすご〜く中毒性あって楽しい筈です(>_<)

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